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ロックハート城で新企画始動

群馬県、高山村にある大理石村ロックハート城が来年25周年を迎えるにあたり、キャラクター作成とコンテンツの企画提案で携わらせていただくことになりました。
今ではすっかり「恋人の聖地」として有名なロックハート城のルーツ、慈愛の騎士と呼ばれた「サイモン・ロックハート」にフォーカスを当てたプロジェクトです。
公式HP立ち上げに先行し、公式ツイッターを先日、開設いたしました。キャラクター制作までのいきさつ、英語原文資料を読み解き、浮かび上がってきた「サイモン・ロックハート」という人物についてご紹介していきたいと思います。
https://twitter.com/SYMON_LOCKHEART
HPと連動したアカウントでファンとの交流がメイン、というわけではございませんので、リプライは少なめですが、どうぞ応援よろしくお願いします。
 
こちらは制作させていただいたロゴとバナーです。
ロゴに使用しているロックハートの紋章は、オリジナルの創作です。
ヨーロッパでは紋章制度があるため、同じ紋章は使えないとのことで、イラスト用に新たに「サイモン・ロックハートの紋章」を制作させていただきました。
サイモンロックハートは13世紀の人物。
スコットランドは12世紀の後半までケルト信仰、通称「島のケルト信仰」が根強く残っていた為、渦巻きや絡み合った網目模様「ケルティックノット」と、3つの要素から構成する「トリスケル」聖なる数字4を取り入れた「スクエアノット」をベースにデザインさせていただきました。
紋章名はラテン語で二つの心臓を意味する
「Duo Cordis(デュオコルディス)」
ハートをさらに大きなハートで包み、鍵をかける図案。
英雄王ロバートブルース1世の心臓を鍵のかけた銀の小箱に入れ、戦地から持ち帰った、というエピソードに絡めて「私があなた(ロバート1世)を必ず守ります」という強い覚悟と信念を表す、という意味を込めた創作です。
転じて「愛するあなたを、私が必ず守ります」という意志と覚悟を意味します。
 
このプロジェクトを通して、サイモンが愛した美しきもの、人が人を思う世界、慈しみの心を伝えていければと思います。